川崎市福祉サービス協議会　会長ご挨拶

会員の皆様におかれましては、日頃より当協議会の事業運営や活動等に対して深いご 理解とご協力を賜わり、厚く御礼申し上げます。

当協議会は、「高齢者や障がい者などの在宅福祉サービスをみずからの責任において提供する介護事業者の連絡調整体制を確立し、在宅福祉サービスの資質の向上と充実を 図るとともに、普及啓発・情報活動につとめることにより、在宅福祉サービス関連事業 の健全な発展と育成に寄与すること」を目的に、介護事業者の「質向上・情報共有・連 携・健全な成長・発展」を目指し、川崎市からの声かけにより 1996 年 4 月 23 日に設立致しました。

2000 年の介護保険制度開始当初は、行政による措置制度から相対契約による保険制 度への切り替えにあたり、会員相互の連携、川崎市や介護支援専門員連絡会・医師会と の連携、情報共有等、スムーズにサービスを移行させていくための一翼を担って参りま した。また、2020 年以降、新型コロナウイルスの世界的流行により感染者が急増する 中、感染症対策の専門家や川崎市の担当官による感染防止研修を複数回にわたり開催致 しました。その他、介護保険制度改正やハラスメントマニュアルの内容について厚生労 働省から直接ご説明をいただく機会を設ける等、会員への質向上に資する活動を行なっております。このような状況の中、引き続き川崎市の介護サービスを安全かつ継続的に提供する為にも、当協議会の役割は、川崎市や関係機関との連携をはじめ、会員事業者への情報提供・共有・意見交換・研修・事業者連携等、従来にも増してより一層多岐に及ぶと考えております。

一方で、介護事業者にとって健全運営を行なうことも重要な課題です。介護従事者が安心して質の高いサービスを提供する為に、人材確保や育成、稼働率の向上等、介護現場における生産性向上の取り組みにも注力し、持続可能な介護保険制度の実現にむけて 一翼を担っていく必要があります。

今後も、会員事業者の健全なる成長・発展に寄与すべく、役員・会員事業者の皆様と共に協力し合い、高質な介護サービスに全力を注いで参ります。会員の皆様におかれましては、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願いするとともに、私どもと一緒に取り組んでいただける介護事業者の皆様からの積極的なご参加をお待ちしております。引き続き、変わらぬご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

令和4年11月16日
川崎市福祉サービス協議会
会長 森山 典明